分子遺伝学 (PCR + Sanger) サービスに関してよく寄せられる質問
DNA/RNA 抽出サービス
A:
新鮮凍結組織、FFPE、細胞ペレット、血液、血漿、血清、糞便、唾液、土壌 といったあらゆるタイプのサンプルを承ります。提出条件などの詳細は、弊社宛のメール (Molgen.Japan@azenta.com) にてお気軽にお問い合わせください。
A:
実験分類 1もしくは2相当、BSL2の拡散防止措置レベル以下の環境で取扱う事の出来るサンプルのみ受入が可能です。また、特定第一種、二種、三種病原体の受入は拒否させていただいております。特定第四種病原体に関しては社内で対応を協議し回答させていただきます。上述の条件に該当している場合でも、受入れをお断りさせていただく場合があります事、予めご了承ください。
A:
弊社では「Nanodrop、Qubit Fluorometer、TapeStation」の3種類のレポートを提供する事が出来ます。各レポートの参考価格等の詳細は、弊社宛のメール (Molgen.Japan@azenta.com) にてお気軽にお問い合わせください。
A:
組織や細胞の種類によっても収量は変化します。一般的に1×10^6個の細胞や100µlの血液から1-2µgのDNAを得ることができます。収量の保証はできかねますので、貴重なサンプル等の場合はご留意ください。
A:
可能です。弊社にストックのない製品をご指定の場合は、抽出費用に関して変更が生じる場合がございます事、予めご了承ください。
gDNA/cDNA 配列検証サービス
A:
PCRとサンガーシーケンスを組み合わせた解析を実施し、指定範囲の遺伝子配列情報を同定いたします。同定した配列情報は、リファレンス配列に対する変異の有無等の解析を含めたレポート形式で納品されます。
A:
gDNA、RNA、cDNA、新鮮/凍結組織、FFPE、細胞ペレット、血液/血漿/血清、口腔スワブ、唾液、微生物コロニーといったあらゆるタイプのサンプルを承ります。提出条件などの詳細は、弊社宛のメール (Molgen.Japan@azenta.com) にてお気軽にお問い合わせください。
A:
はい、可能です。対象領域の遺伝子、転写産物に関する情報やリファレンス配列情報を見積依頼時にご提供ください。また、複数の領域や転写産物をターゲットとする場合は、その情報を合わせてご提供ください。
A:
はい、可能です。その場合、弊社の環境で再現可能か条件検討費用を頂き、検証実験を行う必要があります。詳細は、弊社宛のメール (Molgen.Japan@azenta.com) にてお気軽にお問い合わせください。
A:
提供された配列情報の5′ または3′ 末端に近い配列を用いプライマーをデザインいたします。フランキング配列がない場合、設計位置により末端情報が失われる可能性がある事、予めご了承ください。
A:
いいえ、弊社ではゲノムウォーキングサービスを提供していません。本サービスでは、指定領域配列以外の情報/解析データは含まれません。位置情報の特定をご希望の場合は、「 全ゲノムシーケンシング (次世代シークエンシングサービス)」等で対応できる場合がございます。詳細に関しましては、弊社宛のメール (NGS.Japan@azenta.com) にてお気軽にお問い合わせください。
A:
サンガーシーケンスのRawデータ (ab1, seq file)、解析レポートを納品いたします。
A:
解析レポートには、「プロジェクトで使用されたプライマー情報」、「目的領域のコンセンサス配列情報」、「リファレンス配列を基にした変異解析情報」が含まれます。
SNP/変異同定サービス
A:
PCRとサンガーシーケンスを組み合わせた解析を実施し、指定領域のSNP (一塩基多型) や変異を同定いたします。
A:
gDNA、新鮮/凍結組織、FFPE、細胞ペレット、血液/血漿/血清、口腔スワブ、唾液、微生物コロニーといったあらゆるタイプのサンプルを承ります。提出条件などの詳細は、弊社宛のメール (Molgen.Japan@azenta.com) にてお気軽にお問い合わせください。
A:
はい、遺伝子名やRefseq ID、生物種等のターゲット情報を提供ください。テキスト情報として「200b 程のフランキング領域を含んだリファレンス配列」を提示いただく事でも設計可能です。
A:
はい、可能です。その場合、弊社の環境で再現可能か条件検討費用を頂き、検証実験を行う必要があります。詳細は、弊社宛のメール (Molgen.Japan@azenta.com) にてお気軽にお問い合わせください。
A:
通常は500bp前後のアンプリコンが得られるよう実験をデザインします (※FFPEサンプルの場合は200bp前後でデザインされます)。追加費用をいただく事で、より長いサイズの解析も承りますので、弊社宛のメール (Molgen.Japan@azenta.com) にてお気軽にお問い合わせください。
A:
一般的に、ホルマリン固定によりDNA / RNA / タンパク質のアミノ基間でクロスリンク (架橋) が生じることが知られています。過剰なクロスリンクは核酸の断片化や酵素反応阻害等を促進させます。固定時間によってクロスリンクの密度が変わる為、サンプル毎に核酸の状態が変化します。核酸の断片化等が進んだサンプルでは、プライマーセットで挟んだ領域が分解されている場合があり、通常サンプルより短い範囲での解析が推奨されます。
A:
はい、追加費用をいただく事で、より長いサイズの解析を承ります。サンガーシークエンスでカバーできる範囲 (最長1,000bp) を超える場合は、データのカバレッジが取れないため追加のシーケンスが必要となります。どの程度の品質が必要かといった打合せを実施いたしますので、弊社宛のメール (Molgen.Japan@azenta.com) もしくはWeb注文時のオーダーコメントにて希望条件をご連絡ください。
A:
双方向のサンガーシーケンスを実施します。 Rawデータ (ab1, seq file)、解析レポート (Option) を納品可能です。
A:
通常のレポートではヌクレオチドレベルでの変異が示されます。また、追加費用をいただく事で、アミノ酸配列に変換したレポートの納品が可能です。
A:
はい、可能です。手数料を含め、冷蔵便での返送は5,000円 (税抜)、冷凍便での返送は10,000円 (税抜) で承っております。
16S rRNA シーケンシングサービス
A:
細菌の特定に適したサービスです。16s rRNA 遺伝子のV1 からV9までの全領域をカバーするサンガーシーケンスを実施いたします。
A:
アゼンタは、18S領域のサービスセットを提供していません。お客様にプロトコルを指定いただいた場合、カスタムプロジェクトとして解析をお受けする事が出来ます。カスタムプロジェクトに関する詳細は、弊社宛のメール (Molgen.Japan@azenta.com) にてお気軽にお問い合わせください。
A:
単一のコロニーから成るアガロースプレートや細胞ペレット、グリセロールストック、gDNAを受け入れることができます。土壌や水、糞便といったサンプルを用いた微生物叢の解析をご希望の場合は「16S MetaVx™メタゲノミクスシーケンシング (次世代シークエンシングサービス)」等で注文を承る事が出来ます。詳細に関しましては、弊社宛のメール (NGS.Japan@azenta.com) にてお気軽にお問い合わせください。
A:
PCRアッセイにはユニバーサルプライマーを使用しておりますが、シークエンスプライマーは独自のものになります。プライマーの配列情報に関しては、非開示の情報となりますのでご了承ください。
A:
16s rRNA 遺伝子のV1 からV9 までの全領域をカバーするサンガーシーケンスを実施いたします。
A:
1.5kb のPCR産物をサンガーシーケンスいたします。
A:
いいえ、サンガーシーケンスでは「単離された細菌」の解析のみ実施できます。複数種の細菌が混在する状態での解析をご希望の場合は「16S MetaVx™メタゲノミクスシーケンシング (次世代シークエンシングサービス)」等で注文を承る事が出来ます。詳細に関しましては、弊社宛のメール (NGS.Japan@azenta.com) にてお気軽にお問い合わせください。
A:
双方向のサンガーシーケンスを実施します。 Rawデータ (ab1, seq file)、Contigデータ、分類レポートを納品可能です。
A:
はい、シークエンスデータのBLAST解析を実施し、最も近い細菌種を示す分類レポートを提供する事が出来ます。
A:
いいえ、酵母などの真菌種の同定を行いたい場合は、ITSシークエンスサービスをご利用ください。
A:
提出いただいたサンプルは原則として廃棄されます。返送をご希望の場合は、弊社宛のメール(Molgen.Japan@azenta.com)にて別途ご相談ください。
ITS シーケンシングサービス
A:
カビや酵母といった真菌種の特定に適したサービスです。ITS r RNA 遺伝子の ITS-1及びITS-2 領域をカバーするサンガーシーケンスを実施いたします。
A:
ITS領域は、カビや酵母といった真菌種の特定に使用される、最も一般的な領域となります。納品される配列情報データをBLAST解析する事で、真菌の種類を同定できます。
A:
単一のコロニーから成るアガロースプレートや細胞ペレット、グリセロールストック、gDNAを受け入れることができます。土壌や水、糞便といったサンプルを用いた微生物叢の解析をご希望の場合は「18S/ITR メタゲノミクス解析 (次世代シークエンシングサービス)」等で注文を承る事が出来ます。弊社宛のメール (NGS.Japan@azenta.com) にてお気軽にお問い合わせください。
A:
PCRアッセイにはアゼンタ独自で設計したプライマーを使用しております。プライマーの配列情報に関しては、非開示の情報となりますのでご了承ください。
A:
ITS r RNA 遺伝子の ITS-1及びITS-2 領域をカバーするサンガーシーケンスを実施いたします。
A:
600から800b 程度のPCR産物をサンガーシーケンスいたします。
A:
いいえ、サンガーシーケンスでは単離された真菌の解析のみ実施できます。複数種の真菌が混在する状態での解析をご希望の場合は「18S/ITR メタゲノミクス解析 (次世代シークエンシングサービス)」等で注文を承る事が出来ます。詳細に関しましては、弊社宛のメール (NGS.Japan@azenta.com) にてお気軽にお問い合わせください。
A:
双方向のサンガーシーケンスを実施します。 Rawデータ (ab1, seq file)、Contigデータ、分類レポートを納品可能です。
A:
はい、シークエンスデータのBLAST解析を実施し、最も近い真菌種を示す分類レポートを提供する事が出来ます。
A:
いいえ、細菌種の同定を行いたい場合は、16S rRNA シーケンシングサービスをご利用ください。
A:
提出いただいたサンプルは原則として廃棄処理されます。返送をご希望の場合は、弊社宛のメール (Molgen.Japan@azenta.com) にて別途ご相談ください。
モノクローナル抗体シーケンシングサービス
A:
Bリンパ球およびハイブリドーマ細胞からのモノクローナル抗体 (ヒト、マウス、ラット由来) の可変領域および定常領域のクローニングおよび配列決定を実施いたします。「可変領域のみ」もしくは「可変+定常領域」の配列情報をレポート形式で納品いたします。
A:
「可変領域のみの配列決定」をご希望の場合、事前に「定常領域のクラス情報」を提出いただいております。クラス情報が分らない場合は、別途費用をいただきPCRによる確認作業を実施する事も可能です。詳細に関しましては、弊社宛のメール (Molgen.Japan@azenta.com) にてお気軽にお問い合わせください。
A:
ハイブリドーマ細胞ペレット、RNAの提出が可能です。提出条件などの詳細は、弊社宛のメール (Molgen.Japan@azenta.com) にてお気軽にお問い合わせください。
A:
重鎖および軽鎖の可変 / 定常領域配列情報、アミノ酸配列解析レポート、V (D) J領域構造解析に関するレポートが納品されます。
A:
はい、クラス情報が分らない場合は、別途費用をいただきPCRによる確認作業を実施いたします。
A:
サブクラス情報を特定したい場合、「可変+定常領域」の解析をご依頼ください。
A:
いいえ、クラス情報の特定はPCRによって実施されるため、培養上清の提出は必要ありません。
A:
ヒト、マウス、ラット由来のモノクローナル抗体を解析可能です。
A:
配列を取得した際にタンパク質にならない配列を除外し、提示のクローン数を納品するものです。
定量PCRサービス
A:
リアルタイムPCRやqPCRと呼ばれる解析手法によってサンプル内の目的領域の存在量を計測し報告するサービスです。目的遺伝子の発現量やコピー数等の情報を確認する事が出来ます。
A:
gDNA、RNA、cDNA、新鮮/凍結組織、細胞ペレット、血液、口腔スワブといったタイプのサンプルを承ります。提出条件などの詳細は、弊社宛のメール (Molgen.Japan@azenta.com) にてお気軽にお問い合わせください。
A:
実験分類 1もしくは2相当、BSL2の拡散防止措置レベル以下の環境で取扱う事の出来るサンプルのみ受入が可能です。また、特定第一種、二種、三種病原体の受入は拒否させていただいております。特定第四種病原体に関しては社内で対応を協議し回答させていただきます。上述の条件に該当している場合でも、受入れをお断りさせていただく場合があります事、予めご了承くだ
A:
遺伝子発現量解析やジェノタイピング、コピー数解析、ウイルスのタイターチェック等のサービスを提供しております。マルチプレックスqPCRのようなカスタムアッセイにも対応可能ですのでご相談ください。
A:
TaqManアッセイ、SYBRアッセイ共に対応可能です。弊社では可能な限りTaqManアッセイを選択する事を推奨しております。
A:
各ケースに合わせたアッセイをデザインし、ご提案いたします。
A:
各実験により必要となるコントロール数は変動します。弊社では、遺伝子発現量解析の場合は、2種類のハウスキーピング遺伝子をコントロールとして用いることを推奨しております。また、ジェノタイピングの場合は、解析対象毎に3種類以上の既知のコントロールサンプルを用意し、プローブの検証を実施する事をお勧めしています。
CRISPRゲノム配列検証サービス
A:
PCRとサンガーシーケンスを組み合わせた解析を実施し、CRISPRやTALENといったゲノム編集技術によって改変を加えた遺伝子領域の配列を同定いたします。
A:
gDNA、RNA、cDNA、新鮮/凍結組織、FFPE、細胞ペレット、血液/血漿/血清、口腔スワブ、唾液、微生物コロニーといったあらゆるタイプのサンプルを承ります。提出条件などの詳細は、弊社宛のメール (Molgen.Japan@azenta.com) にてお気軽にお問い合わせください。
A:
作製の過程で選択した手法により異なります。細胞外で加工した核酸が移入する可能性があり、関連法令により生物と定義されるものについては、遺伝子組み換え生物等として取り扱う必要があります。対象生物なのか不明な場合は、弊社宛のメール (Molgen.Japan@azenta.com) にてお問い合わせください。
A:
はい、可能です。対象領域の遺伝子、転写産物に関する情報やリファレンス配列情報を見積依頼時にご提供ください。また、複数の領域や転写産物をターゲットとする場合は、その情報を合わせてご提供ください。
A:
はい、可能です。その場合、弊社の環境で再現可能か条件検討費用を頂き、検証実験を行う必要があります。詳細は、弊社宛のメール (Molgen.Japan@azenta.com) にてお気軽にお問い合わせください。
A:
はい、可能です。ターゲットとなる領域の長さにより追加費用が発生いたします。通常のサービスでは2x Coverage 分のデータを納品できるよう解析が進められますが、目的長により一部1x Coverageでのデータ納品となる場合がございます。2x Coverage 分のデータが必要な場合は、追加費用をいただく事で対応可能ですので、お気軽にご用命ください。
A:
「Complex INDEL」が予想される場合や、解析レポート確認後に追加解析が必要と判断される結果であった場合に、TAクローニングのオプションを選択する事が出来ます。詳細は、弊社宛のメール (Molgen.Japan@azenta.com) にてお気軽にお問い合わせください。
A:
サンガーシーケンスのRawデータ (ab1, seq file)、解析レポートを納品する事が出来ます。
A:
通常のレポートではヌクレオチドレベルでの変異が示されます (Wild type、Heterozygous、Complex INDELの判定結果が示されます)。Complex INDELの配列情報が欲しい場合は、追加オプションとしてTAクローニングを実施し、配列を確認する必要があります (追加費用が発生します)。