大腸菌コロニーとファージ
ローリングサークル増幅(RCA)サービスでは、プラスミドを調製することなく、細菌クローンまたはファージサンプルのシーケンシングを実施することができます。 RCAの過程でランダム六量体が環状テンプレートとプライミングすることで、シーケンシング用のDNAが生成されます。RCAは、少量のプラスミドDNAしか用意できない場合(低コピー数プラスミド、あるいは大腸菌内で有害な配列を持つため調製が困難なプラスミドDNAなど)、もしくはプラスミドを下流の実験で必要としない実験で高い効果を発揮します。
カルタヘナ法に基づくサンプル情報ご提供のお願い
− サンプル発送前に必要事項を記入しご提出ください −
(サンプル情報シートのダウンロード:エクセルファイル)
注文
ローリングサークル増幅(RCA)による細菌とファージのシーケンシング
RCAプロセス
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特長と利点
用途
shRNAクローニングとライブラリースクリーニング:プラスミド調製物と配列コロニーを直接除去します。
DNAメチル化解析:PCR産物を直接クローニングし、細菌コロニーのシーケンシングを行うことで、時間を節約しつつ高品質のリードを取得できます。
抗体ファージディスプレイライブラリーの検証:直接的ファージシーケンシングにより、すばやいスクリーニングと検証が可能です。
サンプル提出オプション
サンプル提出オプション
グリセロールストック* | サンプルを1.5 mlチューブまたは96ウェルプレートに入れて、ドライアイスを添えてお送りください。培地の種類を記してください。 |
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細菌コロニー* | コロニーを寒天プレートの上で格子状に配列させ、シーケンシングが必要なコロニーを丸で囲みます。それぞれのコロニーに番号を付けます。番号が付けられていないプレートはランダムで選択・処理されます。液体培養を使用する場合、サンプルを96ウェルプレートに入れ、ストリップキャップを付けて提出してください。寒天プレートをパラフィルムで巻き、損傷の可能性を防ぐため緩衝材を入れます。 |
ファージ上清** | 50 ulのファージ上清を8連PCRチューブまたは1.5 mlマイクロチューブに入れ、サンプル名をはっきりと記してください。 |
ファージプラーク | シーケンシング用に提出するプラークを丸で囲み、番号を付けます。輸送に際しては寒天プレートをパラフィルムで巻き、損傷の可能性を防ぐため緩衝材を入れます。 |
*注記:発現ベクターはRCAプロトコルには適さない場合もあります。
**注記:RCAは環状ファージに対してのみご利用になれます。線状ファージゲノムは、この方法では増幅できません。
当社のサンプル提出ガイドライン をご覧になり、細菌とファージのテンプレートに関する詳細を確認してください。
注文方法
*同日サービスをご利用になる場合、東部標準時(EST)の午前10時までにサンプルがGENEWIZニュージャージー研究所に届く必要があります。 直接的シーケンシングテンプレートについては、同日サービスはご利用になれません。